GPU(GeForce GTX 1070)を2個ほど購入をしてしまった後ですが、効率がよいか気になったので、計算をしてみました。
昨日、表に並べたチップの種類を、今度は、比率で表しました。①一番少ないGeForce GTX 1050 TiのCUDAコア数を1とします。同様に、②GeForce GTX 980のメモリクロック比を1に設定します。ここでは、メモリーの容量とか、メモリーバスの値は気にしないことにしました。素人考えでは、①のCUDAコア比が2倍になれば、マイニング時のハッシュレートが2倍になることが期待できます(日経ソフトウェアでは、この点、1070の方が1080よりもハッシュレートが高くなっていましたけれど)。また、②のメモリークロック比も、2倍になれば、ハッシュレートが2倍になることが期待できます。レイテンシとか、何かあるかもしれませんが、ここでは無視します。①×②を計算して、それぞれのチップの能力指数としました。1050 Tiの能力指数が2.0で1.5万円ですので、これを元に、チップ種類の最安値を計算しました。実際の最安値も表に示します。お得度は、計算最安値よりも実際の最安値が安い場合に、差額を百分率で表したものです。
型落ちした980,980 Tiがお得かと思いましたが、結果はそうでもありませんでした。1070が雑誌では最もパフォーマンスが高いとのことでしたが、この計算では、1080の方が得で、さらには1080 Tiの方が得という、意外な結果となりました。仮に、計算が正しかったとしても、本当に得かどうかは、1つのマシンに何台載せられるかや、電力効率なども大きく効いてきますので、何とも言えません。1070よりも1080 Tiの方が、本当に2.6倍も働いてくれるのでしょうか(だとしたら、1070を2台買うよりも1080 Tiを1台買った方が得ですし、メリットがありそうです)。とても気になるので、検証も兼ねて1080 Tiを買おうかなと思っています。せっかく株主優待が確定したイオン株でしたが、残念ながら、GPUの購入原資に充てたいと思います。妻には何と言い訳するか考えます。「”仮想”通貨??仮想OLじゃあるまいし。」と言われそうです..
チップ 種類 |
①CUDA コア数比 |
②メモリ クロック比 |
①×② | 計算最安 値(万円) |
最安値 (万円) |
お得度 (%) |
1080 Ti | 4.7 | 3.1 | 14.7 | 11.0 | 8.8 | 25 |
1080 | 3.3 | 2.9 | 9.5 | 7.1 | 6.2 | 15 |
1070 | 2.5 | 2.3 | 5.7 | 4.3 | 4.6 | -7 |
1060 | 1.5 | 2.3 | 3.4 | 2.6 | 2.2 | 17 |
1050 Ti | 1 | 2.0 | 2.0 | 1.5 | 1.5 | 0 |
980 Ti | 3.7 | 2.1 | 7.5 | 5.7 | 6.5 | -13 |
980 | 2.7 | 1 | 2.7 | 2.0 | 3.5 | -43 |